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ニュース&トピックス

平成20年11月26日(水)
主要都市の地価の動向

国土交通省が21日に発表した主要都市の地価動向報告によると、全国の主な商業地、住宅地計150地点の10月1日時点の地価は、3ヶ月前の7月に比べ85%に当たる128地点で下落、15%の22地点で横ばいとなった。
【調査の概要】
1. 調査目的
主要都市の地価動向を先行的に表しやすい高度利用地等の地区について、四半期毎に地価動向を把握することにより先行的な地価動向を明らかにする。
2. 調査地区
三大都市圏、地方中心都市等において特に地価動向を把握する必要性の高い地区。
今回は、東京圏65地区、大阪圏39地区、名古屋圏14地区、地方中心都市等32地区で、計150地区が対象。うち、住宅系地区(高層住宅等により高度利用されている地区)42地区、商業系地区(店舗、事務所等が高度に集積している地区)108地区となっている。
3. 調査時点
毎年1月1日、4月1日、7月1日、10月1日の年4回の実施。

地域別に見ると、三大都市圏ではいずれも9割を超える地点が下落基調で、大阪圏と名古屋圏では過半数の地点が3%以上の下落となった。

また、これまで上昇基調が続いていた東京の大手町や銀座、八重洲、大阪の西梅田なども今回に限っては下落基調となった。

なお、国土交通省が同時に発表した「土地投資動向調査」によると、今後1年間に土地を取得する意向の企業は22.2%で、前回調査(08年3月)時の16.5%と比べると増加傾向にあり、今回の地価下落が契機となって、今後取引が活発化していく可能性もある。




平成20年11月19日(水)
平成19年度の「再建築率」

このほど公表された「住宅着工統計による再建築状況の概要(平成19年度分・国土交通省)」によると、持家の再建築率は約19%であることがわかった。

この調査は、住宅着工統計のうち、除却を伴う新設住宅着工戸数について集計・整理することにより、再建築の状況を把握することを目的としている。
《再建築とは》
住宅の再建築とは、既存の住宅の全部又は一部を除却し、引き続き当該敷地内において住宅を着工することをいう。
住宅以外の事務所・工場等の建築物を除却して新設される住宅や住宅の除却後であっても直ぐに着工されない住宅はこの調査における再建築には該当しない。

《再建築率とは》
再建築率とは、全新設住宅着工戸数に占める上記の再建築に係る新設住宅着工戸数の割合をいう。単純な「建て替え率」ではない。

《調査結果の概要》
再建築戸数と除却戸数
平成19年度に再建築のため除却された住宅戸数は全体で8万3,702戸で、その跡地に再建築された戸数は11万1,839戸(1.34倍)となった。再建築後の利用については、持家が6万117戸で全体の53.8%、貸家が4万4,142戸(39.5%)、給与住宅が1,354戸(1.2%)、分譲住宅が6,226戸(5.6%)だった。
再建築率
平成19年度の再建築率は10.8%(18年度は11.0%)であった。
(利用関係別)
持家 19.3%(18年度は20.4%)
貸家 10.2%(18年度は11.0%)
分譲 2.2%(18年度は2.5%)
都市圏別の再建築率
首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)は13.5%(18年度は13.9%)。利用関係別では、持家が26.7%、貸家が18.5%、分譲住宅が2.6%。
中部圏(岐阜県、静岡県、愛知県、三重県)は9.6%(18年度は9.9%)。利用関係別では、持家が17.9%、貸家が6.2%、分譲住宅が1.6%。
近畿圏(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)は8.9%(18年度は8.4%)。利用関係別では、持家が21.1%、貸家が8.5%、分譲住宅が1.7%。
その他の地域は9.7%(18年度は10.0%)。利用関係別では、持家が16.1%、貸家が6.5%、分譲住宅が2.0%。




平成20年11月12日(水)
緑地創出を促す試み

緑が価値となる都市を。人口の7割以上が生活する都市では、ヒートアイランド現象の進行や都市型水害の増加など新たな環境問題に直面することがある。

国土交通省は、来年度より、市街地再開発などの開発事業に伴い減少する緑地を保全し緑豊かなまちづくりに寄与する「社会環境貢献緑地評価」制度を創設すると公表した。企業の社会的責任(CSR)意識の高まりを背景に、地域社会貢献としての緑化に結びつけようとする試みだ。

11月にも学識経験者らを含む委員会を設け、評価審査運営マニュアルの作成やその妥当性の検証、企業緑地の資産価値等の向上を事業者へ提示する緑化計画モデル、さらに地方自治体による緑化推進施策との連携を深める方策を検討していく。

委員会では緑化にかかわる企業の社会貢献事例を収集して参考にしながら緑地の評価項目や基準を検討し、審査・認定制度の体系化を進める。それを実際の開発事例に適用して妥当性を検証し、事業者へのヒアリングも行って制度に反映する。

また、同省ではこのほど、20年度の都市緑化功労者、第24回都市公園コンクール入賞者及び第28回緑の都市賞入賞者を公表した。

「都市緑化功労者表彰」として、都市緑化の推進、緑地保全、都市公園の整備などに功績のあった個人・民間団体に対し、国土交通大臣から感謝状の授与を行うもので、17名・4団体が表彰された。

「都市公園コンクール」は(社)日本公園緑地協会主催により、都市公園の設計、施工、施設、材料、工法、管理運営に関する作品から優秀なものを公募し表彰しているもので、横浜市茅ヶ崎城跡公園、福岡市アイランドシティ中央公園、前橋市前橋公演及び熊本県水俣広域公園などが表彰された。




平成20年11月5日(水)
「リバースモーゲージ」をめぐる動き

少子高齢化が進み経済情勢が悪化する中、高齢者のリバースモーゲージに対する潜在需要は高い。

リバースモーゲージ(Reverse mortgage)とは、自宅を担保にした年金制度の一種で、「持ち家はあるけれど現金収入が少ない」という高齢世帯に、現在居住している住宅を担保に金融機関などが資金を貸すという仕組み。死亡により契約が終了すると、相続人が担保不動産を売却して、一括清算する。

米国などでは盛んに利用されているものの、日本ではあまり普及していないリバースモーゲージについて、国土交通省では、住宅改良用の融資資金を対象に、融資額の9割までを補償する保険制度を2009年度中に新設する模様。

あくまでも補償の対象は、住宅改良用の融資資金で、生活費や遊興費などに使われた資金などは補償されない。金融機関などに住宅改良用資金の融資を促し、高齢者の生活に適した住宅の普及を進めるとともに、売却後、良質な中古住宅として流通させることもねらう。

新保険は、「住宅金融支援機構」が金融機関に対して販売するという形になる模様で、保険料は、金融機関から機構に支払われ、金利上乗せなどの形で融資を受ける人に転嫁される。

資金の貸し手側にとっては、リバースモーゲージには「不動産価値の変動」「金利の変動」「長生き」の3つのリスクがあって、とくに「不動産価値の変動」については、「貸付総額」が予想の範囲内だったとしても、資産価値が下落してしまえば“担保割れ”という事態に見舞われる。

地震や地価下落などにより不動産の担保割れが生じたとしても、この保険制度により住宅改良関連の債権は回収が確実となることから、リバースモーゲージの取り扱いに乗り出す金融機関が増加するのではないかと期待される。




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